村は数十年来の大事件に騒然としていた。
|
自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
|
 | 冒険家 ナサニエル <Prelude> 「なあ…紅蘭？」 「何や、大神はん？」 帝国海軍中尉ナサニエル＝一郎＝大神は、紫の髪をみつあみにした眼鏡っ子に、檻のような機械に押し込まれて、不安そうな顔をしている。 （「…………………………」） （ナサニエルが入っている檻とケーブルで繋がっているもう一つの檻には、少年のような少女が一人。だが、ナサニエルの檻からは死角になっていて、彼は気づいていない。） 「この、『てんそーくん』って…本当に大丈夫なんだろうな？」 「……………大神はん。うちの発明が、そないに信用できないんか？」 眼鏡っ子にジト目を向けられ、慌てて首を振るナサニエル。 「別に紅蘭を信用してない訳じゃないんだ。でも………物質転送装置の完成はすごいけど。動物実験も無しにいきなり人体実験とは聞いてなかったぞ」 「細かい事を気にせんといてな、大神はん。ほな、スイッチオンや♪」 ナサニエルの不安そうな表情での質問に、笑顔で答えて。眼鏡っ子は２つの檻から伸びているケーブルの先についているボタンを、ポチっと押す。 次の瞬間。帝都トーキョーの名所のひとつ、『大帝国劇場』の一角を、すさまじい爆発が襲った。 </Prelude> |
(11)2006/02/27 00:58:32 |
 | 学生 メイ >>28 [...はナサニエルのそばに屈み込んで容態を診ていたが、やがて毅然とした表情で言った] 隊長、背に腹はかえられない。 このままこうしていても体力が落ちるだけだ。 後で事情を話せばいい。ここで休ませてもらおう。 |
(29)2006/02/27 02:01:00 |
 | 見習いメイド ネリー [はー。と大きくため息を吐きながら明日の準備を整える。 ごそごそと、ゆっくりとした動作で。 まるで、とても気が進まないように。] …………はー。なんでなのかな、こう…。 毎回毎回さ〜。 長期外出の時ってさ〜。 ………一年前思い出しちゃうな〜…。 [一年前にも着た、そして今の自分に合うように仕立て直された とある服を見つめて、また大きくため息を吐いて。] 明日、エッタさんと一緒に行く約束で…。 あああ、どんな反応されるだろ。 ああーーーーーー…、行きたくない。着たくない。 [もう一度大きくため息を吐くと、その服を置いて。 明日の為の準備の*最終確認へと入った*] |
(35)2006/02/27 03:37:45 |
 | 未亡人 オードリー ［玄関口につないでおいた愛馬にまたがり、林を抜けペンション「Soleil」へ。宿の明かりが暗いのを見ると、懐から『ご協力ありがとう。これからよろしくね』と書いたメモを玄関のドアの下から滑り込ませる。再び愛馬を駆り、一路、集会所へと向かう。道中、見知った人物の後ろ姿を目に留め］ ……あら、あなたたちは……… ルーサーにローズじゃない？あの事件から一年ぶりかしら………元気だった？ ［久方ぶりの再開に喜ぶのもつかの間、急ぎの移動だったことを思い出し］ ねぇ…せっかく会えたのだけれど、立ち話もなんだし………私、これから仕事なの。 あなたたちさえよければ、少しの間、ご飯も寝床もあるところへ寄らない？そこでゆっくり、お話でもできれば。 ただというわけにはいかないけれど、ね、都合があえば。 ［...は２人に【集会所でのシミュレーションのことを説明し、場所を指差し】］ ね、ぜひ来てくれる？狼のあなたたちには茶番かもしれないけれど、協力してもらえれば嬉しいわ。 じゃあ、集会所で、ね。待ってるわよ。 ［あわただしく会話を切り上げ、集会所へ向かう］ |
(37)2006/02/27 06:03:54 |
| 未亡人 オードリー ［集会所周辺を警邏していた新米の自警団員に気付き、馬を降りて敬礼］ 任務、ご苦労様です。 ……いいですか？貴官の名前は【アーヴァイン】。 呼びなれないかもしれないけれど、これもまたシミュレーションですから。 とりあえずあなたの役目は、最初の「襲撃」で狼にやられること。以降、協力者が「襲撃」されたら、彼らをペンションまでご案内して差し上げてください。 それから、これからシミュレーションが開始されるまでの間、集会所へ来た人たちにこのシミュレーションの説明をしてあげてください。 ［馬をつなぎ、腰帯から集会所の玄関の鍵を取り出しながら］ 中にはまだ誰も来ていない、ですか。 わかりました、では本官が中で準備をしておきますから、貴官は警邏を続行しててください。 ３０分ほどで本官も警邏に出ますから、その時は交代してください。 |
(39)2006/02/27 06:12:56 |
| 未亡人 オードリー ［ナサニエルに付き添うメイと目が合い、何かしゃべりだそうとする彼女をそっと制して］ ……あなたたちは、何者？ ［ナサニエルの怪我を銃で示して］ 見たところ、ただの怪我じゃないみたい……近隣から今回のシミュレーションに参加したいとやってきた民間人では、ないのかしら。 ……まぁいいわ、あなた、その男の手当てで一睡もしていないんじゃない？とても疲れてるみたいよ。 とりあえず今は寝て、起きたときに事情を説明してくれればかまわないわ。 変な抵抗をすればこちらも容赦はできないけれど…、民間人に影響のない理由でここにいるなら、怪我が落ち着くまでの間、しばらくいてもかまわないわ。 申し訳ないけれど、只で……というわけにはいかないけれどね。 詳しくは、目覚めたときにでも【アーヴァイン】と名乗る自警団員から聞いてください。 ［メイに微笑むと、敬礼してそっと扉を閉じた］ |
(42)2006/02/27 06:29:54 |
| 未亡人 オードリー ［一階に降り、テーブルにメモと折りたたんだたくさんのくじが入れられた箱をおき］ みなさん、おはようございます。 今回のシミュレーションは、自警団員の新たな入隊者や狼騒ぎを知らない町の住人たちに向けて行われる公開シミュレーションです。 とりあえず「仮想村」が開始できるだけの人数が集まるのであればどなたでもかまわないという触れ込みで開いていますので、中には見知らぬ顔の人もいれば、すでにお知り合いの人もいるでしょう。 しばらくの間、寝食を共にする間柄ですので……、できれば下記の自己紹介を簡単にしてください。 なお、役職は「くじ引き」で行います。自己紹介を済ませた人から、各自、この箱の中から一枚紙を引いてください。 まだ開けないで、全員がそろうまで手元においておいてね。そろったら各自、開けて結構よ。 ―アンケート(簡単に)― ■１．自己紹介 ■２．得意分野 ――――――――――― |
(43)2006/02/27 06:42:12 |
| 未亡人 オードリー ■１．オードリー・ハーディガン(33) 1年前にこの町の保安官に奉職しています。今回はこのシミュレーションの担当です。 ゴードンとはここから少し離れた家に住んでるの。 あの人、口数少ないけど悪い人じゃないから、みなさんもよろしくね。 ■２．狙撃と警護、工作活動が得意です。元、王都の中央警察庁所属の潜入捜査官です。 --- 今回のシミュレーションには、ペンション「Soleil」の協力もいただいています。 「襲撃」された方、「処刑」された方は、どうぞごゆっくりおくつろぎくださいね。 ハーヴェイ、ケネス、できればペンションのオーナーであるあなた方からも、施設案内もかねてご挨拶お願いね。 ［メモを書き終えると、くじ箱から一枚引き抜き］ ……あぁ、そろそろ時間だわ。警邏に行ってきます。入れ替わりに【アーヴァイン自警団員】がくるから、彼にシミュレーションについて確認してください。帰るときに、シミュレーションで使う備品を持ち帰りますから。 では、またあとで。 ［敬礼し、*集会所を後にした*］ |
(44)2006/02/27 06:47:16 |
 | のんだくれ ケネス [山道で車が故障して立ち往生し、買い出しに行った街へ再び往復して車の修理を終えてペンションに戻った時には、既に夜は明けて周囲には爽やかな朝日が立ちこめていた] …ハーヴェイ怒ってるだろうな。 [車を降りて、ドアを開ける前に口から思わずこぼれた一言はケネスの内に溢れるどうしようもない気まずさの欠片だった。] ただいま。 [返事のないペンションのロビー、ふと暖炉の脇を見ると、ソファーで毛布にくるまって寝ているハーヴェイを見つけた。] ごめんよハーヴェイ。 [俺はハーヴェイが目を覚ます前に軽く口づけて、ハーヴェイを起こさないようにそっと抱き上げて、奥にある寝室のベッドへとハーヴェイを運んだ] |
(55)2006/02/27 08:27:11 |
