人狼審問

……ル、…ル…………

[誰かが少女を呼ぶ声が聞こえる]

ん…………ぱ…ぱ……

[少女は今だ*微睡みの中にいた*]

[暖かい光につつまれながら、ネリーは歌を口ずさんでいる]

花の力を集めて花束編む　遠く遠く届け　彼のいる世界へ♪

[腕いっぱいに花を摘み、時折香りを楽しんでいる]

【ここに来て良かったな……
怒られることもないし、綺麗だし。
ずっと歌っていたいな。】

[メイは野原で昼寝をしている]

あぁ、あったかくて気持ちいいや。
こんな風に、こんな風に、気にせずに寝転がっていられる今が気持ちいい。

もう演じるのはこりごりだ。ずっとこうやってたいな。

ここは、どこだ？
確か俺はあいつらに…………

[俯き、身をかがめ、何事か考えている]

【そうだ、そうだった。もうここでは存在を悩まなくていい】

何もかも終わったと思っていたのだがな……
まあいい……時が来るのを待つとしよう。

[暖かい光に包まれて舞い降りた。

楽園……全てから解き放たれた……。

エレノアの瞳から一粒の涙が零れ落ち頬を伝う……]

[木漏れ日が降り注ぐ森林の中、一人の男がその穏やかな風景を眺めながら座っていた]

何故、転生までして現世へと戻り再び苦しまなくてはならないのか。
一度死んだ、ならばそれで終焉を迎えさせてくれれば良いのに……

ふぁ。

[ソフィーは大きくあくびをして、木の上から周囲を眺めた。今日も心地よい暖かさの中、いつものように小動物たちと戯れていた。]

[ふと気付くと、楽園にいた。

　あぁそうか、自分は死んだのか、と思った。

　　…ただ、]


眩しいなぁ…。