人狼審問

我こそは遊牧民の血を継ぐもの、
「神馬の騎手」トビアス！

今日も今日とて早駆け一等賞は僕のものだ！

我々遊牧の民は、草の多い夏季には夏営地にて各自ばらばらの遊牧生活を送っている。

このように冬営地の村に集結できるのは、せいぜい冬将軍が猛威を振るっている数ヶ月のみ。草が生える時期になれば、いずれまた別れと旅立ちの日がやってくるのだろう。

久々に会える遊牧仲間は一体どのようなメンツなのだろうな。今から楽しみだ。

しかし、本来ならば協力し合い身を寄せ合って厳しい冬をやり過ごさなければならないこの冬営地にて、「人狼」などという恐ろしい騒ぎが立ち上ろうとは･･･

人狼に疑心暗鬼になるあまりに冬将軍に村が滅びなければいいが･･･アーヴァインも大層やっかいな話を持ち込んでくれたものだ。

さて、まだ誰もいないようだし、ちょっと遠駆けして水を多めに汲んでくるか。

早く誰か来ないかな。

ふー、水汲み終了。
近くの井戸が枯れてしまっていたから、ちょっとした遠出になったよ。

これから来る人のために、ちょっとした料理でも作っておこうかな。手ごろな羊でもさばいて･･･

酒はもうないのかー

おお…、人狼とな。
アーヴァインよ、わしのような婆をこんな時間に呼び出すとはの。婆には夜更かしはこたえるでな……。

呼びだしておきながら、当のアーヴァインは見回りじゃと…？…ふむ。……………。

この村にはバーさんとガキしかいないのかよ
若いねーちゃんに相手してもらおうとしたのにやれやれだな

…婆がぬしのような歳のころには、もっと老人を労ったものじゃが…。

ふう…、若者は酒に溺れるは、人狼はでるは…この村ももうしまいじゃて。

……村を救うような若者が現れればいいが、の。期待を捨てられない婆じゃ……。

みなが集まるまで、まだしばらくありそうじゃの。婆は一度、帰らせてもらうぞ…アーヴァインよ。

えぇ、この村には人狼がいるんですか！？
困ったな…自由に踊ってられないじゃない。

まだ時間がありそうね。
私は少し踊ってくるわね。
体がうずうずしてるわ。

雪が融けて道が開くまでのひと時、遊牧の民と語り明かすのもまた一興と思っていたのだが……。

――まさか羊飼いの民に人狼が紛れているとは、なかなか皮肉が利いているじゃないか。

雲が・・・流れていく・・・・

こんばんは、よろしくお願いします。

　いつゲ−ムが始るかワクワクだわ。

　誰かいますか？

ジェーン！！久しぶりだね！！
君は「資産家」ってあるけど･･･
定住民になって金持ちに嫁いだってウワサ、本当だったの？
もう遊牧生活なんて忘れてしまったのかい？

　？？はじめまして。トビ−。人違いですよ。よろしくお願いしますね。

おや、だいぶ集まったようだの…。……アーヴァインは、まだ人集めに出たままかい？忙しないことじゃ。

なんだって･･･！！君はあのジェーンじゃないのかい？！（安心したような不安になったような･･･）

遊牧の民はもう僕たけになっちゃったのか･･･
そうだよな･･･誰だって、始終暖かい寝床もおいしい食べ物も、ふかふかの着物もある定住の方が、安定を感じるものね･･･

　でもね。この村で会えたことって縁ですよね。頑張りましょう！

うん、折角僕たちの集落にきてくれたんだもの！
僕がいっとう大きな鹿をしとめて、毛皮をジェーンに贈るとするよ！

鹿の角は粉末にしてデボラばあさんに薬としてあげるよ！勿論、長寿の薬さ！
遊牧の民の文化を支えてきてくれた語り部には長生きしてほしいからね♪

おや。トビーかい。ありがたいねぇ。狩猟の神の加護がトビーにあらんことを（ぶつぶつ、祈りはじめた）。
明日は狩りかい。うらやましい事だの。…婆は定住を始めてしばらくだがね、遊牧の生活が今も懐かしく思うんじゃよ…。婆がトビーくらいの歳の頃にはの、…（延々と思い出話）……

ふう。そろそろ歩きつかれたのです・・・。

ここはなかなかよさそうな村なのです。
この村にしばらくご厄介になるのです。

おばあちゃん･･･また時間ができたら･･･
昔みたいに･･･僕たち　遊牧民に　伝わる
伝説を･･･聞かせてね･･･

むにゃむにゃ･･･

まずは・・・
水でも汲んでくるのです。

誰か･･･
僕たちのゲルの近くに、聞きなれぬ足音のやつがいるよ･･･！！きっとよそから来た、僕たちの羊を狙う不届きものに違いない･･･！！


トビーは垂れ幕から外に顔を出すと、警戒のまなざしでギルバートを見据えた。

「あいつか･･･！」

それにしても。
ここが遊牧民の村とは知らなかったのです。
根無し草の私にはお似合いな気もするのです。
なにか懐かしい感じさえするのです・・。

なにやら視線を感じるのです・・・。

さっきすれ違った行商人から
人狼がいる村の噂を聞いたのですが・・・
まさか人狼でなければよいのです。

そこな流れ者、あんた、見たことない顔だけど。
ちょっと手を見せてくれる？

・・・
・・・・
・・・・・・

ふーむ、これは一度ならずとも遊牧の弓を引いたことのある手だれの証。

あんた、そんな飄々とした顔してるけど、一筋縄ではいかない剛の者なんだね。

あんたさえ　よければ、うちのゲルに寄っていきなよ。特製のクミスをお見舞いするよ。

ひゃっほいッ

お宝を探しにきたぜっ

なんと！
この井戸は枯れてしまっているのです・・・orz

仕方がないのです。
明日村の人に水を分けてもらうのです。
今日はあきらめてもう寝るのです。

どうどう……

おお、親切な少年なのです。
ここはありがたく寄らせてもらうのです。
お世話になるのです。よろしくです。

それにしてもお前ら会話が噛みあってねえな。ひゃっほいッ

なに、またうちのゲルの外に不審な物音が･･･！！

（トビーは垂れ幕の隙間から外を見た）

赤い鼻のロバが一匹･･･？？
持ち主はどこへ行ったんだ･･･？？

ふむ、まだ　持ち主は　現れないか･･･

明日、早朝にこのロバを頂戴して、市場に売りに行っちゃおうかな･･･

ばーちゃんのホッカイロ代くらいには　なるかもしれないし･･･

……騒がしいのう…。いったい何じゃ。

（馬の蹄の音といななきが聞こえたのです。
　外に誰かいるようなのです。
　でも眠いのです。。。。。。。。。。。。）

むにゃむにゃ･･･
僕･･･もうおなかいっぱい･･･

（トビーはもう活動限界時間）

　また明日に来ますね。おやすみなさい。

さてオレ様もひと眠りするかな。

うおっ

だいぶ集まったみたいね。
踊り明かしてたわ。
皆寝ちゃったのね？では私も一眠り、と。
明日また、会いましょう。

久しぶりだな、この村も。
さあ、いたいけな村人どもからお布施をせしめさせて頂こう！