自警団長 アーヴァイン
ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
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酒場の看板娘 ローズマリー [陣の言葉に長い睫が瞬き悪戯な色の滲む微笑を浮かべ] 私は皆さんと一緒にひと時を過ごすだけです。 大丈夫、心配せずともフルーツを盛ったりはしませんよ。 [なぞる指が陣の指の手前で止まり小首を傾げ] どうしましょう? 宴の幕開けまで取っておこうかとも思いましたが―― 少しくらいならフライングしても赦されるでしょうか? [悪戯をする前の子供の様に小さな小さな秘め事を想わせる問いを投げ 刹那の声に視線を移し同じ様に共犯者を見る目で見つめ] いいえ、いいえ、其れは私も同じ気持ちですから。 刹那と出会えた幸運を、共に過ごせるこの時をいくら感謝しても足りない… ――内緒ですよ? [薄紅色の唇に白い指を添えて陣と刹那に微笑みオルガンの前にと腰掛ける] | |
(39)2006/10/01 05:24:33 |
酒場の看板娘 ローズマリー [新たな声に其方へと視線を流し] 御機嫌よう。 新たな役者の到来を嬉しく思います。 私の名は真紅。 貴方のお名前も頂けますか? [先ほどと同じ様に羽ペンと羊皮紙を指し示し 地湧娘々の言葉に長い睫が幾度か瞬き] 女性だったのですか、失礼致しました。 宜しくお願いします、地湧娘々。 さぁ、皆さん中庭へどうぞ。 温かい紅茶と翡翠の持って来てくれたカヌレと、朽葉のお野菜で作ったポトフと、皆さんが揃うまでの間、ささやかですが温かなお茶会と致しましょう。 [聖堂に集う面々を促す様に足音を立てて廊下を進み 開いた扉からは中庭の草木の香りを乗せた優しい風が舞いこむ] | |
(87)2006/10/01 16:18:26 |