人狼審問

- The Neighbour Wolves -

インデックス プロローグ 
(1774)――檻―― : プロローグ
 村は数十年来の大事件に騒然としていた。
 夜な夜な人を襲うという人狼が、人間の振りをしてこの村にも潜んでいるという噂が流れ始めたからだ。

 そして今日、村にいた全ての人々が集会場に集められた……。
自警団長 アーヴァイン
 ふむ……まだ集まっていないようだな。 今のうちに、もう一度見回りに行ってくるとしよう。
逃亡者 カミーラが参加しました。
逃亡者 カミーラ
時は今より僅かに昔。
物の怪の存在は身近な現実として信じられていた。
そうしてそれは、真実に違いなかった。

人々は見えない魔物に怯えて暮らし、同じく姿の見えない神に縋った。
けれども非情なその世界で、神は姿を見せる事無く、無残な骸が村の外れに積み重なる日々が続いていた。

そんな折。とある辺境の地で。
1人の少女を犠牲に――屈強で凶暴と謳われた人狼を捕らえる事が出来た。

特別に拵えた銀の檻に繋ぎ、眺める姿は人のそれとまったく変わりなく見えた。
月の綺麗な晩に悲しげに唸る姿以外は、至って普通の人間にしか見えなかった。
そうして幾日かは、村人も恐怖しながら遠巻きに檻の中の人狼を眺めていた。
けれど平穏な時は、掌から砂が零れ落ちるように過ぎて消えた。

再び、村の外れで少年の死体が発見されたのだ。
獣――それも並大抵の獣ではない。
屈強で凶暴な獣。……紛れもなく人狼に、喰い散らかされた姿で見つかった。

檻の中の獣は、ほんの少し愉しそうに笑って鳴いた。
それを見た村人達の瞳には、恐怖も畏怖も消えていた。
哀しみは、意図も容易く狂気に変わったのであった。
(0)2006/08/19 19:02:36
逃亡者 カミーラ
【◆概要と注意◆】

■指針。

RP村としましたが、自陣営の勝利を望んで構いません。
理由は簡単に上記した通り。
村人にとって人狼は憎むべき存在だからです。

人狼はそれまでいた村人の姿にとって変わる事の出来る存在です。
愛していた恋人や家族が、既に喰われて人狼になっているかもしれません。
無論、それでも信じ続けることも彼方の自由です。
それによって敗北してしまうかもしれませんが、それはそれで良いのです。
そういう意味で、RP村と銘打ったのですから。
(1)2006/08/19 19:03:38
逃亡者 カミーラ
■注意。

【必ずおまかせで入村して下さい】

占い師は初日カミーラを占って下さい。
それ以降は、占い師の自由に占って構いません。
また、以下に記す理由により、最終日までカミーラを吊る事は禁止です。

占い師や霊能者は、吊られた者、或いは占った者が人狼であったか否かをカミーラから問い質すことが出来ます。
その時に、カミーラは偽りの言葉を言う事はありません。
占いや霊視を、尋問(或いは拷問)と置き換えて考えて頂ければ解りやすいかと思います。
よって、占っていない相手について問い質す事は禁止とします。
また、人外の者も能力者の振りをして構いません。
その際には、仲間であるにも拘らず尋問しなければなりませんが、それもまた大きく見ると一つの仲間愛に違い無いのです。
彼女を救い出すには、村を滅ぼさないといけないのですから。
初日のみ、占いはカミーラ固定のため、尋問をしなくても構いません。
勿論、そうしたいのであればそれでも構いませんが。
その辺は、個人のお好みにおまかせします。
(2)2006/08/19 19:04:23
逃亡者 カミーラ
また、通常のシステム同様。
人狼は数人で対処しないと殺せません。
よって、「処刑」という方法をとる事になります。
ですが、基本的には自由投票で良いと考えています。
無論、議論が必要だと村人が考えた場合、まとめる事も構いません。
その場合には、決められた人を処刑する方向に進めれば良いかと思います。

自由であった場合。
メモに「誰々に投票します」と書き記し、処刑される人が決まり次第、全員で処刑します。
処刑方法は、木に括りあげる。銀のナイフで刺し殺す。など、おまかせします。
(3)2006/08/19 19:04:47
逃亡者 カミーラ
■その他。

村人は、毎日1人ずつ惨殺される惨劇に苛立ちと悲しみを覚えるでしょう。
その憎しみをぶつけるため。
忌み嫌う獣であるカミーラに、性的虐待や拷問を行って下さい。

人外は、愛しくて大切な仲間であるカミーラを救うために――。
村人のように、虐待を繰り広げてください。囁きで励ましながら。

難しく考える事はありません。

村人は、平和な村を取り戻すため。
カミーラを甚振りながら、最終日前迄に狂信者と人狼を吊り殺しましょう。
人外は、彼女を救い出し自由を与える為に、村を滅ぼすように演じて下さい。

銀の檻の中、銀の鎖で繋がれた獣は、普通の人間と同じだけの力しか発揮できません。
よって、反撃を心配する必要はありません。
ただし、四肢切断や、目を抉るといった、5体満足ではない身体にする事は最終日まではお止めください。

何か質問があれば、メモでどうぞ。
(4)2006/08/19 19:05:26
逃亡者 カミーラ
【◆以上概要と注意の説明終了◆】
(5)2006/08/19 19:06:09
逃亡者 カミーラ
[冷たい金属に身を縛られた…は、破れかけた服を整える事も出来ず項垂れていた]

……くっ。

[力をいれて鎖を千切ろうにも叶わなず、吐き出される息だけが虚しく空気を乱す。
ただの鎖ならば、…には簡単に引き千切れるに違い無いのだが。
銀の檻の中に銀の鎖では、常人と変わらぬ力しか得られず、焦れば焦るほど体力を奪われるだけである現実を知るのだった。
…は、深く息をつくと遠く輝く上弦の月を見上げた。
それから、人の声では出せない言葉で鳴いた。
夕闇に響くその音は――どこか悲しげであった]
(6)2006/08/19 19:06:36
医師 ヴィンセントがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(医師 ヴィンセントは村を出ました)
(2006/08/19 20:20:00)
逃亡者 カミーラ
[…は、遠くに人の気配を感じて鳴くのをやめた。
五感の全てに集中すると、自由にならない手足を縮め、闇を凝視した。
青白い月明かりがすらりと伸びて、…の疲れても尚衰えない鋭い眼光と、端正な顔立ちを淡く闇に*照らし出した*]
(10)2006/08/20 03:21:00
牧師 ルーサーが参加しました。
牧師 ルーサー
[蒼白い夜。ルーサーは教会の一室で日記を紐解いていた]
(11)2006/08/20 07:10:53
牧師 ルーサー
『×月 ×日
――この小さな村の周辺に、かの怪物が現れるなどとは一体誰が予想しえただろうか。それも、多くの男達が出稼ぎに行っている今のような時期に。
幾つもの村を襲い、罪無き人々を襲っては喰らう恐るべき獣。
人狼の噂が流れ聞こえてきたのはほんの半月ほど前のことだった。』
(12)2006/08/20 07:36:30
牧師 ルーサー
『放し飼いの羊が何匹か襲われ、森からは獣の気配が消えた。
樵は小屋を離れ、子供達は外で遊ぶことをしなくなった。
人々の表情からは活気と明るさが消え、陰鬱な雰囲気が村中に立ち込めていった。

主は何故このような試錬をお与えになるのだろうか。
そう考えた日々も、だが、これで終わるはずだ。
……主よ、どうか彼らをあの邪悪なる存在からお守り下さい。』
(13)2006/08/20 07:36:38
牧師 ルーサーは、自らの手になる日記の頁を繰り、読み進めていった。
2006/08/20 07:37:03
牧師 ルーサー
『×月 ×日
囮となることを志願した少女は、名をカミーラと言った。
アーヴァインをはじめとした山狩りの一団の先に立って、森の中を進んでいったのだという。
礼拝で見かけることこそ少なかったが、正義感の強い真っ直ぐな娘だとシスターが話していたのを私は覚えている。

しかし……教会で祈りを捧げていた私の元にもたらされたのは、カミーラが“獣に成り代わられ”たという悪夢のような知らせだった。』
(14)2006/08/20 07:37:39
牧師 ルーサー
『捕獲に成功した人狼を見もせずに向かった襲撃の現場には、血飛沫と肉の破片が飛び散っていた。

襲われたまま残されていた遺体は四肢を千切られ、腹腔を食い破られ、単なる獣の仕業ではないと一目で判るような有様だった。
本来なら有り得ない方向に捻じ曲がった顔面はもはや、彼女だったのかどうかすら判らぬほどに切り裂かれていた。それは血まみれの肉と髪、頭蓋骨で構成された奇怪なオブジェだった。

吐き気を催すほどの酸鼻たる情景。正視に耐えぬあの光景を、私は一生忘れられないだろう。』
(15)2006/08/20 07:37:53
牧師 ルーサーは、視線を落とし、重々しい溜息を吐いた。
2006/08/20 07:38:29
牧師 ルーサー
『村の広場に据えられた、銀色の檻の中。
教会の燭台を鋳潰して作った鎖で四肢を拘束された娘の姿は、
カミーラ本人と全く見分けのつかぬまでに酷似していた。
あの光景を見ていなければ、これは何かの間違いだと錯覚しそうなほどに。

だが、そうではないことも私は完全に理解している。
あれはカミーラなどではなく、彼女の姿に似せているだけの存在なのだ。村人の外見を身に纏い、喰らおうとする忌まわしい化け物なのだ、と。』
(16)2006/08/20 07:38:54
牧師 ルーサー
『あたしは怖がったりなんかしない、そう言っていた彼女の勇敢な笑顔を思い出すと、私は何故なのかと叫びたくなる。

 主よ、何故あなたは彼女をお見捨てになったのですか。
 主よ、何故あの獣どもを打ち滅ぼして下さらないのですか。
 主よ、何故私たちをこのような苦難に遭わせられるのですか。』
(17)2006/08/20 07:40:18
牧師 ルーサー
『……だが、あまりに悲しいこの犠牲も、主の御心の顕れなのだ。

私はそう信じなければならない。そしてどのような試錬であろうと、私はこの信仰の元、人々を導いていかねばならない。

それこそが、主のしもべたる私に課せられた務めなのだから。』
(18)2006/08/20 07:40:41
牧師 ルーサーは、日記を閉じ、書棚に仕舞い込んだ。
2006/08/20 07:43:27
牧師 ルーサー
あれから、もう数日……あの人狼は今だ何ひとつ我々の問いかけには答えようとしない。

だが、言葉は理解している筈。あれの視線、気配、身動きひとつからも我々を注視していることが判る。

……今のままのやり方では、手緩すぎるのかも知れませんね。
(19)2006/08/20 07:47:39
牧師 ルーサー
[西空に浮かぶ上弦の月は沈みつつあった。夕暮れ時に聞こえた遠吠えを思い出し、窓から広場の方を見やる。かがり火が小さく見え、自警団員が番をする様子が窺えた。
ルーサーは頭を振ると部屋を出、寝室へと*向かった*]
(20)2006/08/20 07:52:29
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/08/20 08:03:18
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/08/20 17:02:24
逃亡者 カミーラ
[焦がすような太陽の下...は滴り落ちる汗が地面に吸い込まれていくのを眺めていた]

……っ。

[自由を失った手足は、段々と鬱血し感覚が麻痺していくのを感じた。
...は、痛みを感じても感覚を失う事を嫌い、手首や足首を緩やかに撓らせた。
うっすらと痛みが戻っていく事を認識すると、苦痛と安堵で息を吐き出す。
その時檻の扉が開かれ、村の男が簡易な食事を手にやってきた。
男は...の髪を引っ掴み、頭を持ち上げると無理矢理水を流し込んだ]

んっ……げほっ……。

[いきなり流し込まれた水は喉につまり、咽返った。
だが男は気にしない様子で、味気も何もない水のようなスープも流し込んだ。
...は瞳を瞑り、今度は咽返らないよう喉を鳴らし飲み込んだ。
男はその様子を見取ると、まるでここにいては呪われると言わんばかりに檻の外へと出て行った]
(21)2006/08/20 17:21:02
逃亡者 カミーラ
[...は、近くに人の居る気配を感じたが、淡く輝く月明かりを見つめて堪えきれず小さく鳴いた。
拘束された肢体は、唸り声にあわせるかのように軋んだ音をたてた]
(22)2006/08/20 20:34:43
逃亡者 カミーラ
[風のさえずりの合間に木霊する唸りは、暗い暗い闇の中に溶けて消えた。
再び訪れる静寂に...は強く瞳を瞑ると、一際大きな声音で鳴いた]
(24)2006/08/20 21:23:20
逃亡者 カミーラは、自分に近づいてくる足音が遠くから響く事に気付き警戒した。
2006/08/20 21:35:17
逃亡者 カミーラは、修道女 ステラを、鋭い瞳で射抜くように見つめた。
2006/08/20 21:47:41
逃亡者 カミーラ
[...は、闇の中にぼんやりと浮かび上がる女の姿を睨みつけながら、唇を強く結んだ。
四肢は動かなくても、...の気高い心は折れ曲がっては居なかった]
(31)2006/08/20 21:51:19
逃亡者 カミーラは、修道女 ステラの動きを監視するような眼差しで見つめた。
2006/08/20 21:55:18
逃亡者 カミーラ
[弧を描き地面に落ちるパンが、小さく音を立てた。
...は、そちらを見向きもせずにじっとステラを睨みつけていた。
暫くの沈黙が流れた後、...はふっと笑った]
(35)2006/08/20 22:03:10
逃亡者 カミーラ
[瞳を反らさないステラに対して...はゆっくりと口を開いた。
体力の限界も近いであろう...の声は、凛と澄んだものであった]

……なんのつもりだ。

[そういうと、床に落ちたパンを視線だけで指し示した]
(37)2006/08/20 22:10:24
逃亡者 カミーラは、修道女 ステラの零した笑い声を気にする事無く、返答を促すように見つめた。
2006/08/20 22:13:08
逃亡者 カミーラ
[...はステラの言葉を耳にすると、皮肉な笑みを浮かべた]

お優しいことだな。
……どう見てもあたしには届かない場所に落ちたようだが?

[はっきりとした声でそう告げると、舐めるようにステラを見つめた]
(40)2006/08/20 22:16:12
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/08/20 22:17:32
逃亡者 カミーラ
[...は、ステラの言葉に頷くでも否定するでもなくただみつめた]
(42)2006/08/20 22:23:04
逃亡者 カミーラ
[人が数人入っても問題無い程度の大きな檻の中で、その柱に四肢を鎖で拘束されている...は身動き一つしないで見つめ続けた。
修道服を少し鳴らしながらステラは近づいて来たが、何も行動を起こさないまま...を見つめるだけで数分が過ぎた。
...は不敵な笑みを浮かべたまま身体を少し反らす。
座る事は出来ても、横になることは出来ない鎖の中で、高く持ち上げられた腕は既に感覚を麻痺していても可笑しくは無いはずなのに。
それでも、時折傷みを気にせず動かし続けたことで、挑発するように手招きをして見せる事は出来た]
(44)2006/08/20 22:35:11
逃亡者 カミーラ
[手首や足首を捉えて離さない銀の輪。
そこからほんの少しだけゆとりある長さを残した鎖が、冷たい金属音を鳴らした]

あんたに危害を加える事を心配してるなら、見てのとおりだ。
そうじゃなくても、あたしはこの中では普通の人間と同じ力しか持てない。
……満月にでもならない限りはね。

[自由のある首だけを動かし、鎖と檻を示す。
そうして最後の一言を呟いた後、くっくと声を零し笑った]
(45)2006/08/20 22:41:40
逃亡者 カミーラ
[檻に入ることも、...に近づく事も出来ないステラの落胆する様子を見ると、声をあげて笑った]

……くくくっ。

[ステラが投げつけたパンに当たっても、...は笑う事をやめなかった。
遠くに消えていく足音の向こうに届くはずも無い声を...は呟いた]

結局あんたの信じる神は、あんたのしたいことを何一つさせてくれはしない。
慈悲を翳し、人々を救いたいなんて驕り昂ぶる考えも笑える話だ。
(50)2006/08/20 22:51:27
逃亡者 カミーラ
[地面に転がるパンを眺めていると...は腹が鳴くのを感じた。
暫く固形物は口にしていない。
...は、最後に食べた女の血の味を思い出して、より強く空腹を感じた。
だが、手を伸ばそうにも、高く持ち上げられた腕はどう足掻いても地面には届かない。
しゃがみこんでも、唇をつけることは叶わないだろう。
足を巧く使えば……そう考えて足の指を使い器用に膝の間にパンを動かす。
そうして辛うじてくっつける事が出来る膝で挟み、両膝を持ち上げてなんとか咥える事が出来た。
泥はついているし、粗末な味には違いなかったが、...は貪るように食べて息をついた。
それからゆっくりと空に輝く月を見上げて、長く重い声で鳴いた]
(52)2006/08/20 23:02:13
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/08/20 23:23:47
逃亡者 カミーラは、淡く色付く月明かりに照らされて、浅い*眠りについた*
2006/08/21 02:22:01
牧師 ルーサー
※プレイヤーの独り言※

カミーラ&ステラ、ごめんよー。
ログはずっと見ていたのだけど、発言がちゃんとした文章にまとまらなくて読み返してるだけでした。仕事疲れで思考が働いてないとせいのもあるんだけど。
そしてプロローグが長くなりそうなので独り言で残してみる。村が開始せずに終了、の場合もパターンは考えてたりするのです。
(……発言ptはともかく、act回数が持たないな)
2006/08/21 02:48:28
牧師 ルーサー
※プレイヤーの独り言※

あと、登場する時間軸を昼間(カミーラが日差しに焼かれステラが檻に向かおうと考えた頃)にしようと思ってたのもあったり。
ただ時制を分けてしまうと問題なんだよね……その場限りの手段、のつもりでも、後々同じ手法を使う人が出てこないとも限らないし。
それで物語の進行が遅滞するケースもあるからなぁ。諸刃の剣。
2006/08/21 02:51:40
牧師 ルーサー
※プレイヤーの独り言※

あと、個人的な意見を率直に述べるなら、時制分けで普通に進行するのはログとして美しくない。……というか把握しづらい。
故にカバーする手段として行動の大半を過去完了形にするんだけど、そうすると文末が単調になるという欠点が。
まぁとりあえず書いてみようか。
2006/08/21 02:55:32
牧師 ルーサー
[その日の昼、ルーサーは書き終えた手紙を手に顔を曇らせていた。宛先の名はこの一帯を教区として管轄する聖堂の牧師長。およそ月に一度の割合で訪れる交易商に託し、届けて貰うためのものだった。
しかし、彼――ベンジャミンの交易馬車は姿を見せず、人狼の脅威が深刻化していることをルーサーに感じさせていた]

困ったものですね……“あれ”だけがこの周辺を騒がせる人狼だとはっきりすれば問題は無いのですが。
(53)2006/08/21 22:17:01
牧師 ルーサー
[直接使いを出して届けようにも、まだ他の人狼が森の中に潜んでいる可能性は充分にあった。もともと狼は群れで狩りをする獣だ。狼の怪物とみなされる人狼も、その習性を引き継いでいることは容易に想像できる事柄だった。
それゆえ、村を出ることが村長の命により固くいましめられていたのも当然であっただろう]

それにしても、ステラは……何故あのような言葉を。
人狼の檻を見に行っても良いでしょうか、とは。
(54)2006/08/21 22:17:12
牧師 ルーサー
[「それが貴女の為すべきことだと考えるなら。ですが、全てが益になるという訳ではありませんよ」
――相談を持ちかけてきた修道女に対してルーサーが返したのは、警句めいたその短い言葉だけだった。釈然とせぬ様子で部屋を辞したステラは、自問しつつ檻に向かったのだろう。だが、かの人狼を直接目にして彼女は何を思うのか。そこまでは、彼の推測も届かぬ領域ではあった]

さて……今日はこの位にして。見に行くとしましょうか。“あれ”が今、どうしているか。
(55)2006/08/21 22:17:49
牧師 ルーサーは、人狼の囚われた檻へと*向かった。*
2006/08/21 22:18:36
墓守 ユージーンが参加しました。
墓守 ユージーン
俺は…なんでまた、こんなところに来てるんだろうな…
コイツはあの子じゃないって分かってるのにな。
(56)2006/08/21 22:56:26
墓守 ユージーン
俺の手で埋めた肉片や骨が、あの子の全てだった…いくらそう言われても『はい、そうですか』なんて言えやしない。
なんでコイツはこんなにあの子にソックリなんだ…
俺はどうして良いのかわからないよ。
あの子を殺した奴らだと思って憎むのか?
どう見ても、外見はあの子そのものなのに…
(57)2006/08/21 23:00:57
墓守 ユージーン
[…は檻の中でぐったりしている少女に視線を落とした]

お前はあの子じゃない。分かってる…分かってるのにな。

カミーラ…届かぬ思いだと分かっていても…こんなことになるなら、一言でも伝えておきたかったよ…

[…は檻の中の少女に悲しげな視線を送ると、そのまま黙って立ち去った]
(58)2006/08/21 23:04:53
牧師 ルーサー
『×月 ×日
あれを捕らえた檻に向かう道すがら、墓守のユージーンとすれ違った。元々がさほど陽気とは見えぬ青年ではあったが、今日の彼は随分と憔悴した様子だった。
カミーラが人狼に襲われ、“成り代わ”られたというのは彼にとっても大きな衝撃と悲しみをもたらしたのだろう。埋葬の折にも、労いの言葉を掛けるのが躊躇われるほど落ち込んだ表情を見せていたように思う。

主よ、どうか彼の心に平安をもたらし、悩める魂をお導き下さいますようお祈りいたします。』
(61)2006/08/22 21:05:46
牧師 ルーサー
[朝方から日差しは強く、だが湿気を含んだ大気は不穏な気配を漂わせていた。にわかに空が掻き曇り、豪雨とともに雷鳴が轟いたのは正午を一刻ほど過ぎた頃のことであった]

おや、これは……シスター! 雨ですよ!

[教会の中に呼ばわると、物干し竿の立ち並ぶ裏庭へと急いだ]
(62)2006/08/22 21:19:30
牧師 ルーサー
[雷雨はものの半時間ほどで収まり、辺りには再び陽光が降り注いでいた。雨上がりの家々に残った水滴が光を反射し、この寒村を美しく飾り立てる。それはまるで、取り立てて異変など起こっておらぬ平穏な日常の一場面でしかないように見えた]

……ふむ。一度、広場に行っておかねばなりますまい。
落雷の様子はありませんでしたが……あれがどうしているか、気にかかります。
(63)2006/08/22 21:19:43
牧師 ルーサー
[取り込んだ干し物から大判のタオルを拝借し、門へと向かった。長椅子に腰掛けて物思う様子のステラに気づき、声を掛ける]

ステラさん、私は少し出てきます。こちらのことは頼みましたよ。
(64)2006/08/22 21:25:00
牧師 ルーサーは、檻の前に立ち、鎖に繋がれて項垂れたままの虜囚を見つめた。
2006/08/22 23:29:58
牧師 ルーサー
[自警団の詰め所から錠前の鍵を借り受けて中に入る。振動を感じた人狼がかすかに身じろぎした。ルーサーはその様子を気にした様子もなく、腕に掛けていたタオルでずぶ濡れの彼女を拭き始めた]
(65)2006/08/22 23:32:11
牧師 ルーサー
[その作業を行っている間、二人は互いに無言のままだった。やがて彼女の全身を拭き終えると、ルーサーは彼女を見下ろし、顎に手を掛けて上を向かせた]

一言もない、というのは感心しませんね。
所詮は獣、ということでしょうか。

[言い残し、ルーサーは彼女に背を向けて檻を*出て行った*]
(66)2006/08/23 05:14:06
逃亡者 カミーラ
[...は人の声など聞えないかのように口を噤んでいた。
けれども、やせ細った身体に、似つかわしくない鋭い瞳は健在であった。
彼女は人の気配が途切れると、月を見上げては声をあげる。
月明かりの下だけは、ほんの少し元気が出るかのように]
(73)2006/08/23 21:37:58
墓守 ユージーンは、ふらつく足取りで檻にやってきた。
2006/08/23 23:09:57
墓守 ユージーン
あの埋葬以来、何も仕事がない…
狼共はどうしたんだろうな。
檻の中の仲間を気遣って、人間に手を出せずにいるのか…
それとも仲間を救い出すチャンスを狙ってるのか…
まぁ、どっちでもいい。俺には関係のないことだ…
(76)2006/08/23 23:13:58
墓守 ユージーン
ずいぶん痩せちまったなぁ…
肉食うか?っても安っぽいハムだけどな。
[…は檻の外からカミーラの手にハムを握らせた]


俺は…なんでこんなことしてるんだ…?
こいつはあの子じゃない。あの子は俺の手で埋葬した。
認めたくないのかな、あの骨や肉片のこと…
俺は、お前を憎まなくちゃいけないのにな。
(77)2006/08/23 23:17:43
墓守 ユージーン
いや…お前には、人間に混じってる仲間のことをしゃべってもらわないといけないんだ。
簡単に死なれちゃ困るから、俺はハムをやったんだ。
そうだ、そうなんだよ。簡単には死なせないからな。
[…は自分に言い聞かせるように呟く]

明日も…ハムかソーセージを持ってくる。
俺が手に入れられるのはその程度のモンくらいだからな。
(78)2006/08/23 23:22:50
墓守 ユージーン
[…は墓場に戻りながら、月を見上げた]
俺が狼にやられたら、誰が埋葬してくれるんだろうな。


…簡単には死ねないってことなのかね。
(79)2006/08/23 23:27:31
墓守 ユージーンは、悲しそうな笑みを浮かべ、墓場のそばの小屋に戻った。
2006/08/23 23:28:12
逃亡者 カミーラは、墓守 ユージーンの消えた後を射抜くように見つめていた。
2006/08/23 23:36:47
逃亡者 カミーラ
[手に渡されたソーセージからは、肉の香り。
上等とは間違ってもいえない。
それでも...は必死に顎を持ち上げて貪るように頬張った。
口内に広がる、久々の香りに嬉しそうに唇の端を持ち上げる。
そうしてゆっくり租借し飲み込むと、ぺろりと舌で唇を舐めあげ、再び静かに瞳を閉じて呟いた]

あたしは、まだ死ねない。
(80)2006/08/23 23:41:27
逃亡者 カミーラ
[衰弱しきった身体に容赦なく雨は降り注いでいたし、手足は痺れ憔悴しきっていた。
天が、...の存在を赦さないといわんばかりの雷雨ではあった。
だが彼女は、生き抜くことだけを考え、月に向って吼える。
人の優しさなど、気にしないとばかりの獣の声で――]
(81)2006/08/23 23:44:55
逃亡者 カミーラは、そうして大きく息を吐き出すと静かに*瞳を閉じた*
2006/08/24 00:12:37
お尋ね者 クインジーがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(お尋ね者 クインジーは村を出ました)
(2006/08/24 21:40:00)
逃亡者 カミーラ
[不穏なほどの静寂。風も時を知るように凪いでいた。
深い闇の中に煌く瞳を携え...は、遠く響く声音で鳴いた]
(84)2006/08/24 21:53:10
牧師 ルーサー
[ルーサーは夕食を終え、自室で寛いでいた。ふと、昼間会ったアーヴァインの言葉を思い出す]

クインジーが何か私に聞きたいことがあると言っていましたね……
それにしては、彼の姿が見当たらなかったが。詰め所にも居なかったという話ですし。
(85)2006/08/24 23:02:59
逃亡者 カミーラは、衰弱しきったまま、月を見上げて吼えている。
2006/08/24 23:07:06
牧師 ルーサー
[独り回想した時、人狼の吠え声を耳にしてルーサーは窓辺を振り返った。宵闇の向こうには村の家々が黒い影になっていた]

まさか……とは思いますが。
向かっておきましょうか……。
(86)2006/08/24 23:11:27
牧師 ルーサーは、広場へたどり着き、辺りを見回した。
2006/08/24 23:14:07
牧師 ルーサー
[かがり火だけがパチパチと燃える広場には他の人影は見当たらず、檻の中に繋がれた少女の姿だけがそこにはあった]

張り番の方はどこに? ふむ……

[怪訝に思いつつ檻へと近付いていった]
(87)2006/08/24 23:16:45
逃亡者 カミーラは、物音に気付くと口を噤み、そちらをじっと見つめた。
2006/08/24 23:17:52
牧師 ルーサー
[人狼を見つめ、静かな声音で語りかけた]

随分と吼えるものですね……それが、お前の仲間がこの辺りにいるという証明ですか。

【と、すると。彼らは警戒に出て行ったのでしょうかね】
(88)2006/08/24 23:21:17
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/08/24 23:23:06
墓守 ユージーンは、皮袋を手に、広場にやってきた。
2006/08/24 23:25:30
逃亡者 カミーラ
[薄闇に浮かぶ牧師の姿を認めると、ふっと笑った]

月が綺麗に輝いてる夜に、鳴かない道理は無いだろう。
人間だって、嬉しい事があったら笑い、悲しいことがあれば泣くでしょうに。

[やせ衰えた身体とは裏腹に、凛とした声が響いた]
(89)2006/08/24 23:25:54
墓守 ユージーン
随分と吼えていたようだが、何かあったのか…?
っと、牧師さん。狼の様子を見に来たのかい?
あんたは慈悲深いんだろ?なら、俺がこの子に食べ物をやってるのは見逃してくれるよな。
(90)2006/08/24 23:27:50
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/08/24 23:29:19
墓守 ユージーン
なるほど、月夜に鳴くのは道理か。
だが、無闇に吼えても体力を消耗するだけだろうが。
仲間について何も言わないまま、お前に死なれたら困るからな…
ほら、今日は鶏だが生肉を持ってきた。こういうのが好きなんだろう?
[…は肉をカミーラの手に握らせた]
(91)2006/08/24 23:31:45
逃亡者 カミーラ
[墓守の存在に気付くと、笑みを消し見つめて言った]

……あんた、あたしに何を期待している?
(2006/08/24 23:33:00、逃亡者 カミーラにより削除)
牧師 ルーサーは、墓守 ユージーンの言葉に複雑な表情を浮かべた。
2006/08/24 23:34:03
逃亡者 カミーラ
[手に握らされた肉に首を伸ばし口に押し込む。
広がる生肉の香りに、一瞬恍惚の表情を浮かべ、しっかりと租借して飲み込んだ。
幸せそうに息をついた後、小馬鹿にしたような笑顔を浮かべ墓守を見つめて言った]

……あんた、あたしに何を期待している?
優しく懐く事でも期待しているのか?
それとも、あたしが仲間の居場所を吐くとでも……?

だとしたら、それは見当違いだ。
気高く誇り高いワーウルフであるあたしが、人間に懐くなどありえない話。

[一息で答えると、相手の全てを知るかのように、笑みを消して見つめた]
(92)2006/08/24 23:36:05
墓守 ユージーンはメモを貼った。
2006/08/24 23:36:08
牧師 ルーサー
ふ……それが狼という獣の定めですか。しかし、其れゆえにお前は処刑されることになるのです。
悔い改める魂を持っているのなら、今の内に己の罪を深く感じておくがいいでしょう。

[現れたユージーンに、悼むような気遣うような表情になった。口を噤み、彼の行動を見守る]
(93)2006/08/24 23:37:55
牧師 ルーサー
【見逃す? 本来そういう訳にはいきませんが……其れで少しでも彼の心痛が和らぐのならば。今はそっとしておきましょう……】
(94)2006/08/24 23:39:07
逃亡者 カミーラ
[墓守の返答を待つ間に、牧師の声が聞えて視線を変えた]

……ふん。
処刑するなら、さっさとすればいい。
いつまでもこんなに生かすにはワケがあるのだろうさ。

ニンゲンに、賢い案があるとは思えないけどね。
くっくっく。

[牧師の言葉を受けると、馬鹿にするように声をあげて笑った]
(95)2006/08/24 23:42:59
墓守 ユージーン
[…はルーサーに苦笑いをしてみせた]
すまんね…脅すつもりはないんだ。俺だって、なんでこんなことしてるのか分からないんだよ。

[…はカミーラの方に向き直った]
別に…お前が俺に懐くことなんか期待してない。
ただ…お前の目を見てると思い出すんだ。強い意思を感じる、あの子の目を。
お前はきっと、ただ生きたいって気持ちだけなんだろうけどな…
俺は…なんでこんなことをしてるんだ…
あの子は狼に食い殺されたっていうのに!!
(96)2006/08/24 23:44:55
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/08/24 23:46:59
牧師 ルーサー
ユージーン、そのくらいにしておきなさい。それは忌むべき獣、所詮人とは相容れぬ存在です。ここは見ぬ振りをしますが……情など移さぬよう。

[青年の背に揺れ動くものを感じ、戒めの言葉を投げて視線を移した]

人狼。お前が人の姿を奪うのは、神に似せて人を作られた主の御心に背くものだと思い知りなさい。お前の同胞と諸共にいずれ裁きが下ることでしょう。
(97)2006/08/24 23:48:13
逃亡者 カミーラ
[...はユージーンの言葉を聞くと失笑した]

……なるほど。
あんたにとって、『あたし』は大切な人間だったってワケか。

ふふふ……。

あんたが持って来てくれる肉しか楽しみが無いしねぇ。
お礼に、優しく微笑んで見せてあげようか?
あんたの大切な『あたし』の笑顔なら、さぞや嬉しいだろうよ?
はっはっは。
(98)2006/08/24 23:50:42
逃亡者 カミーラ
[牧師の言葉を聞くと、そのまま笑って言った]

あんた達の信じる神様が居るというのなら、どうしてあんた達を救ってくれない?
それとも、あたし達が居る事さえ、あんた達の神は試練だというのか?
笑える話だ。

もしも、神が居るというのなら。
あたし達の存在を認めたのもまた神なのさ。
(99)2006/08/24 23:52:36
牧師 ルーサーはメモを貼った。
2006/08/24 23:52:46
墓守 ユージーン
牧師さん、コイツは獣だよ。悔い改めることなんてするわけがない。
俺はただ…あの子の仇を取るために…

[…は何故かルーサーから目を逸らしながら言う。カミーラの外見を持つ狼に騙されてるかもしれないという自覚はあるのだ]

……噂では、狼に真実をしゃべらせる力を持つものがいるらしい。
お前の仲間の最後の一匹が見付かるまで、お前を死なせるわけにはいかない。
だから食べ物をやってるだけだ。それだけ…
(100)2006/08/24 23:53:57
逃亡者 カミーラはメモを貼った。
2006/08/24 23:57:56
墓守 ユージーンは、逃亡者 カミーラの言葉を聞き、青ざめた顔で檻を蹴飛ばした。
2006/08/24 23:57:57
牧師 ルーサー
ふ、その程度の言葉で私を揺るがせようとは考え違いも甚だしい。
信仰篤きヨブにサタンが苦難を与えることを赦したのは主であると聖書にも書かれています。ですが、人の命を奪うことまではお許しにならなかった。
その禁を破ったお前達が、どうして主に認められようか?

そう、これは試錬なのでしょう。ですが、何れ必ず打ち倒されるべき試錬なのですよ。お前達という存在は。
(101)2006/08/24 23:58:47
逃亡者 カミーラ
[墓守に蹴られて檻が揺れ、鎖も靡き静寂の中には不釣合いな金属音が響いた]

……あんたも自分で解っていたことだろう。
あたしが、獣だって事に。

残念だねぇ。
あんた達に正体がばれてなければ、あたしを『あたし』の振りをした。
そうして、あんたは『あたし』と信じたまま、幸せに喰らわれて死んだだろうにさ。
神様ってヤツも、無慈悲なもんだ。

くっくっく。

[俯いて、声を噛み殺すように笑った]
(102)2006/08/25 00:02:33
墓守 ユージーン
笑う必要はない…お前はあの子の姿をしていても、あの子の仇だ。
最後の最後まで、絶対に死なせない。
あの子の姿を乗っ取ったことを、後悔させてやるからな。

肉は持ってきてやる。お前を生かすためだ。
少しくらいの楽しみがなくちゃ、処刑されるとき悔しさがないだろう?
期待して待ってろよ…
(103)2006/08/25 00:02:38
牧師 ルーサー
ユージーン、冷静に。
そのように激昂してはこの獣の自負心を昂ぶらせるだけでしょう。このような者に対しては直接の罰を下さなければなりません。己の言葉がいかに不遜なものか思い知らせる為に。

[ステッキを手に檻をぐるりと回り、繋がれた少女の背後へ立った]
(104)2006/08/25 00:03:14
逃亡者 カミーラ
[牧師の言葉に振り返ると、真顔で答えた]

……揺るがす? ふん。下らない。
あたしは、あんたが何を信じようと、人間がどう思おうと関係無い。
誰に赦されなくても、あたしは今ここにいる。
それが真実だ。
(105)2006/08/25 00:03:51
墓守 ユージーン
牧師さん。あんたは強いな。俺は今にも潰れそうだよ。
今日は見逃してくれてありがとうな。

近いうちに、俺の心の葛藤でも聞いてくれ。
俺も地獄に堕ちるクチかもしれんが。
(106)2006/08/25 00:04:59
逃亡者 カミーラは、墓守 ユージーンの言葉よりも、背後に回ったルーサーに気を配り黙った。
2006/08/25 00:05:07
牧師 ルーサー
[彼女の言葉に返すように、背から声を投げる]

無慈悲なる神、それもまた主の一側面です。全能なる神とは、ただ慈しみ愛するだけではなく、厳しい審判の力をも兼ね備えたお方なのですから。
(107)2006/08/25 00:05:45
逃亡者 カミーラ
……審判の過程で喰われてたら世話無いだろうよ。

[背後に気を集中させ、若干緊迫していながら、声音は涼しげに響かせた]
(108)2006/08/25 00:07:44
牧師 ルーサー
そうですか。ですがその真実や信念が、お前の罪を和らげる理由には成り得ないことを噛み締めるがいいでしょう。

[ステッキを振り上げると、檻の隙間から彼女の背に向けて強く突き下ろした]
(109)2006/08/25 00:09:42
逃亡者 カミーラ
……っ!

[背後に電撃のような痛みが走った。
きつく下唇を噛締めたお陰で、惨めな悲鳴を上げることはなかった。
そうしてから、大きく息をつくと『くくっ』と声を出して笑った]

……あたしは、罪を犯したなんて思っちゃ居ないけどね。
あんた達人間が、ケーキを食うのと同じ事をしてるだけさ。
(110)2006/08/25 00:15:07
逃亡者 カミーラ
……仲間を失ったあんた達が我を忘れて怒り狂う気持も解る。
それを無くせという傲慢な思いは無い。

だが、憎むならさっさとあたしを殺せばいいはずだ。
あたし達なら、間違いなくそうする。


……あんた達は、あんた達の神様と似て、優しくは出来ないようだねぇ。
(111)2006/08/25 00:18:56
牧師 ルーサー
[挑発の言葉に報いるように、さらに二度強く背を突いた]

そのように気安く、人間の命を奪うなどと口にするとは……!
お前はやはり悪魔の使わした忌まわしい怪物だ。お前の仲間を捕らえるために生かしておかねばならないのが口惜しくてたまりません。
が――そのような言葉を吐く気力があるのなら、まだ当分は持つことでしょう。仲間が助けに来るのを、その檻の中で待っているがよろしい。
(112)2006/08/25 00:20:25
逃亡者 カミーラ
……っ! ……くぅッ。

[再び走り抜けた痛みに、笑顔は消え、耐え切れず声も零れた。
...は、それでも息を整えると、哀れむような瞳で牧師を見つめて落着いた声音で言った]

あんたにとって、あたしが怪物である事は解った。
あたしが、人間を餌であると思うのと同じだろう。

……仲間が助けに来た時には、あんた達は終りさ。

[最後の言葉は、掻き消えるほどに小さく...は、衰弱しきった身体に受けた痛みによって、*気を失った*]
(113)2006/08/25 00:26:52
牧師 ルーサー
[人狼の視線を無表情に受け止め、眉根を寄せた]
お前達と同じに思われては不愉快ですが……まあ、そう思いたければそれも良いでしょう。好きにしなさい。

[息を吐き、平静なものへと戻った視線をユージーンに送る]
何か悩み事があるのなら、いつでも教会へおいでなさい。主は生ける人、全てをお救い下さるのですから。
(114)2006/08/25 01:04:25
牧師 ルーサーは、墓守 ユージーンに会釈を送り、その場を*立ち去った。*
2006/08/25 01:04:33
医師 ヴィンセントがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(医師 ヴィンセントは村を出ました)
(2006/08/25 03:30:00)
旅芸人 ドリスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(旅芸人 ドリスは村を出ました)
(2006/08/25 22:50:00)
旅芸人 ドリスがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(旅芸人 ドリスは村を出ました)
(2006/08/25 22:50:00)
修道女 ステラがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(修道女 ステラは村を出ました)
(2006/08/26 23:30:00)
酒場の看板娘 ローズマリーが参加しました。
酒場の看板娘 ローズマリー
[蒼い月光。
輝く銀の檻。

ゆっくりと進む足は、檻まで後数歩という所でぴたりと止まる。


其処から先には進もうとせず、女は檻の中を伺う。

其の双眸に浮かぶ色は、怯えと憎しみと諦観と――]
(117)2006/08/27 02:08:39
酒場の看板娘 ローズマリー
……カミーラ…

[檻の中の生き物に、小さな声で呼び掛ける。
其れは、かつての友の名。

此処に居るのが彼女で無いことは、理解しては居るけれど。
其れでも、もしかしたらあの朗らかな笑みを返してくれるかもと、そんな気がしたのかもしれない]
(118)2006/08/27 02:28:24
酒場の看板娘 ローズマリー
[けれど其れも一瞬の事。
彼女を繋ぐ鎖が、其の瞳に冷たい現実を突き付ける]

……何やってるのかしら、ね。

[自嘲する様に呟いた。

かと思えば一変、眠って居るのか動かぬ獣を睨み]

さっさと…殺してしまえば良いのに。

[そうすれば此の様な思いをする事も無いのに、と]
(119)2006/08/27 02:31:45
酒場の看板娘 ローズマリーは、檻から視線を剥がして、其の場を*立ち去る*
2006/08/27 02:32:54
修道女 ステラが参加しました。
修道女 ステラ
[ステラはうとうとと教会で眠りこけていたようだ。]

私は…どうやら寝てしまっていたみたいですわね。
(120)2006/08/27 08:04:21
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/27 08:04:54
お尋ね者 クインジーが参加しました。
お尋ね者 クインジー
メシの時間だぜ。
…って、死んでるんじゃないだろうな?

[...は、ぐったりとしているカミーラを見て少し慌てた]

おいおい、まだ死なれちゃ困るんだよ。
死んだら仲間をおびき寄せる人質にならねぇだろが。
(121)2006/08/27 13:18:47
お尋ね者 クインジー
芝居じゃねぇだろうな…
[...は鍵をはずし檻の中に入ると、料理の入った皿でカミーラの頭を突ついてみた]

反応ねぇな…いきなり噛みつくとか勘弁してくれよ…

[...はうつむいたカミーラの顔の前に思い切って手を差し出した。...の手にカミーラの呼気が当たる]
(122)2006/08/27 13:20:05
お尋ね者 クインジー
ふぅ…生きてたか。心配させやがって…

人食いの化け物を心配しなきゃならないとはな…おかしな立場だぜ…

[...は山狩りの際にカミーラによって奪われた左目を無意識に触りながら苦笑した]
(123)2006/08/27 13:21:43
お尋ね者 クインジー
まぁ、炎天下の下に放置されて、ろくなメシももらえなきゃ弱りもするわな。
[...は自分の持って来た粗末なスープを一瞥した]

とっとと仲間のこと吐いて殺されちまえいいものを…
まぁ、楽には死ねないだろうがな。
(124)2006/08/27 13:22:33
お尋ね者 クインジー
メシは…置いておいても食えねぇよな…

[銀の鎖によって高く持ち上げられたカミーラの腕を見てつぶやくと、
カミーラのアゴに手をかけ顔を上向かせ、その口に水を少し流しこんだ]

さすがに水は飲まなきゃ死んじまうぜ。
(125)2006/08/27 13:27:35
お尋ね者 クインジー
[...は、かすかにむせ返るカミーラを置いて檻を出た]

あんなに強屈だった人狼もずいぶん弱ったもんだぜ。

まぁ、偉いさん連中も、こいつを長生きさせる気はねぇんだろうけど。
(126)2006/08/27 13:40:40
お尋ね者 クインジー
しかし、まずいな…これ…

[...は、カミーラの食事をつまみ食いしながら*自警団詰め所に戻って行った*]
(127)2006/08/27 13:41:05
お尋ね者 クインジー
少しソフト路線のクインジーです。

どうせ村人が暴力ふるってくれるだろうから(笑)
カミーラが殺されては困る立場で入ってみました。

村人がみんな穏やかだったら、暴れる方向にシフトチェンジ時しますです。はい。
2006/08/27 13:45:30
お尋ね者 クインジー
とはいえ、村が始まらない予感がヒシヒシとするわけだが…

シュチュエーションが特殊だから人にも勧めにくい(苦笑)
2006/08/27 13:48:41
お尋ね者 クインジー
人は『悪』と規定されている者に対して、どれだけ暴力的になるか。というのが村のテーマだと勝手に思いました。

スタンフォードで行なわれた『囚人実験』みたいなモンですな。


まぁ、実際はテーマなんてなくて、カミーラさんが単なるドMってだけかもしれないけど…
2006/08/27 13:50:31
お尋ね者 クインジー
インデックス読んだ時点では、
異形のモノを生け捕りしたので見世物にしている。
って設定だと思ったんだけど、仲間を釣り出すためって理由があって拘束しているんだな。
2006/08/27 13:58:46
お尋ね者 クインジー
異形の者を檻に閉じ込めて見世物にしているという設定は、グルーチョ・マルクスの「天使」(うろ覚え)とかいう短編に似て幻想的で素敵だったのに。

まぁ、小説の方も捕まっている天使?が老人の姿をしているから、幻想的ではあっても決して耽美な感じはないけれど。

かわいい人狼が捕まってる方が萌えるか…
2006/08/27 14:02:00
お尋ね者 クインジー
グルーチョ・マルクスって。
ガルシア・マルケスですよ。どんな間違いだ(苦笑)

で、俺はなんで延々独り言をしゃべってんだ。
2006/08/27 14:03:35
お尋ね者 クインジー
さてと、お出かけしてきますか。

アーヴァイン団長が人を集めておいてくれるといいんだが。

タイムリミットを考えるとムリそうだな。
2006/08/27 14:05:02
修道女 ステラ
彼女の処遇については・・・都の司教様達は何をお考えになっているのでしょうか。

[ステラは教会の自室でひとり考えに耽っていた。]
(128)2006/08/27 18:41:07
修道女 ステラ
[カミーラという少女とは一度だけ檻の中であいまみたことがある。 四肢を銀の鎖で固められたその獣。
ステラはパンを檻の中へ二度投げ入れた。果たしてそのパンはどうなったのであろうか。
ステラは今現在、それ以来檻のある方角へ足を*運んでいない*]
(129)2006/08/27 18:49:26
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/27 18:53:54
お尋ね者 クインジーはメモを貼った。
2006/08/27 19:04:50
修道女 ステラはメモを貼った。
2006/08/27 19:06:33
インデックス プロローグ 
Tool
Statistical Summary